オフィスビルでの企業間交流イベントが注目を集める中、ワン・フクオカ・ビルディングでは前回のワーカー交流イベントに続き、第2弾として卓球大会を開催しました。6階カンファレンスホールを会場に、館内に入居する15社から24チーム・約100名が集結。そこで繰り広げられたのは、想像をはるかに超える熱き戦い。普段は別のフロアで働く参加者が見せた、仕事とはまた違う一面に会場が沸き、歓声が響き渡りました…!

今回の卓球大会が立ち上がった背景を、イベントを企画したワンビルの荒木元太朗さんに尋ねてみました。「入居者の方々にとって、ワンビルで働けてよかったと思えるきっかけをつくりたくて。楽しさを分かち合って絆を育むには、スポーツがぴったりだと思ったんです」。そこで着目したのが、6階スカイロビースクエアでテーブルとして使われている“隠れたインテリア”の卓球台。卓球なら男女問わず楽しめて、初心者にも親しみやすい。練習や試合を通して自然な交流を築いてほしいという思いから、この大会が実現したのだそう。
イベントのオープニングを飾ったのは、プロ卓球女子チーム「九州カリーナ」の栗山優菜選手と山室早矢選手によるデモンストレーション。カットマンの山室選手が見せる鉄壁の守りと、栗山選手の鋭いドライブ。目の前で繰り広げられる攻めと守りのテクニックに、会場は一気に試合モードへ。
開会宣言では、ラケットの顔パネル姿でワンビルの花村部長が登場。ハイテンションの掛け声を合図に、熱戦の火ぶたが切られました。
「私たちは全員卓球初心者。試合も頑張りますが、応援だけはどこにも負けないぞっていう意気込みで特別賞を狙っています!」(チーム名:ワンビルインフォメーション/西鉄エアサービス)
「僕は未経験者ですが、負けず嫌いなので、絶対優勝を獲りに行くつもりで参加しました!」(チーム名:たまとや天神/加納コーポレーション)

トーナメント制による総当たり戦がスタート。会場のあちこちで、アスリートさながらのハイレベルな戦いが繰り広げられ、その盛り上がりは想像以上! 
自社のオリジナル法被をユニフォームにするチーム、くるくるヘアのカツラが目を引くチーム、推し活さながらの手作りうちわを手にしたギャラリー。スーツ姿で卓球に臨む選手の姿も新鮮で、会場はにぎやかな空気に包まれました。
そんな和やかなムードの中にも、各チームの"本気”が伝わり、見応えのあるラリーや渾身のプレーが続出。試合中は選手の名前を呼ぶ声が飛び交い、得点のたびに大きな歓声が沸き上がり、各ブースから白熱ムードが漂います。
「CICのフロアには卓球台があるので、今日に向けて練習してきたんですよ。こういう機会が増えると、入居者同士の交流にもなっていいですね」(チーム名:I CAN FLY!!/CIC FUKUOKA)
白熱する試合とともに会場を賑やかにするのは、『天神福食堂』によるケータリングとアルコール。普段は別々のフロアで働く面々が、軽食を片手に観戦したり、乾杯しながら応援に熱を入れたりと、垣根を超えた交流があちこちで生まれるひととき。館内では顔なじみ同士が居合わせ、「お久しぶりです!」と再会を喜ぶ光景も。
心に残ったのは、対戦相手が試合後に相手チームの応援に回るという、なんともすてきな関係性。しのぎを削った者同士で親睦の輪が広がり、敗退後も観戦のために残るチームの姿も。勝ち負けを超えた楽しさと絆が、会場のあちこちで生まれていたのが印象的です。
「ワンビルの前任者やお久しぶりの方々と再会できてうれしかったです! ホールを運営する我々も、このような”みんなが集まれる場”を支えていきたいです」(チーム名:コングレ"本日ホール運営お休み"チーム/株式会社コングレ)
「うちのチームは応援隊が10名も駆けつけてくれて。お手製のうちわもすごくうれしくて、結束力が上がりましたね。残念ながら途中で敗退しましたが、第2回目があればスキルを底上げしようと士気が高まりました!」(チーム名:212/日立ソリューションズ西日本)
「普段の会話はどうしても業務連絡ばかりになりますが、こういう場ならカジュアルにいろんな話を楽しめますし、初対面の方とも話しやすいムードがあって、みなさんとの距離感が縮まった気がします」(チーム名:ヤマト/ヤマト運輸)

そして迎えた決勝戦。応援のボルテージは最高潮。「頑張れー!」の声が会場中に響き渡ります。一球一球に悲鳴にも似た歓声が上がり、スマッシュが決まれば大歓声。ラリーが続けば息を呑む静寂。観客も選手も一体となり、会場全体が大熱狂。
白熱の接戦が続き、優勝の栄冠を手にしたのは「西鉄スマッシュピンポンズ」! 仲間たちと抱き合って喜ぶ優勝チームと、惜しくも優勝を逃した相手チームに、惜しみない拍手が送られました。
ここで終わりと思いきや、なんと番外編として、優勝チームと九州カリーナの栗山選手、山室選手による特別マッチが行われることに! 序盤は優勝チームが善戦するものの、最後の最後にプロの鋭いドライブが炸裂。上には上がいる、だからこそおもしろい。次のリベンジが待ち遠しくなるような高揚感と、次回開催への期待が参加者の表情から滲み出ていました。
授賞式では、優勝に輝いた「西鉄スマッシュピンポンズ(西日本鉄道)」に『天神福食堂』の定食50食分、準優勝の「ネットワーク暴走団(西日本鉄道)」に『ONE FUKUOKA HOTEL』の商品券2万円と特製バスクチーズケーキ4個、3位「たまとや天神(加納コーポレーション)」に『TOKADO COFFEE STAND』のコーヒーチケット40杯分と『レックコーヒー』のドリップパックが贈られました。ちなみに、熱い応援で試合を盛り上げてくれた「ワンビルインフォメーション(西鉄エアサービス)」には、特別賞としてドリンク111本セットを進呈。
「ワーン、ビール!」という掛け声で集合写真を撮影し、ワンビル企業交流卓球大会は幕を閉じました。
「めちゃくちゃ楽しかったですし、試合をしたチーム全員と仲良くなれました! 中学校時代、毎日卓球部の部室に遊びに行っていた記憶が蘇りましたよ」(チーム名:たまとや天神/加納コーポレーション)
「こんなに熱い戦いになるとは! 規模の大きさと盛り上がりに圧倒されました。今回私は応援のみでしたが、次はうちの会社も人数を集めて、参加者として挑みたいです」(応援者:三菱地所パークス)
卓球大会の企画を手がけた荒木さんは、今後についてこう語ります。「これからも大会を継続させて、ワンビルの象徴的なイベントに育てていきたいです。それと同時に、このおもしろかった熱を天神一帯に広げたいという思いもあります。隣接する商業施設の方々と良好な関係性を築けているので、彼らを巻き込んで天神くくりで施設対抗卓球大会を行うのも盛り上がりそうですね!」。
「会社単位での交流はあっても、こういう規模で社外の方と交流できる場はなかなかないですよ。本当に楽しい時間を過ごせました!」(チーム名:212/日立ソリューションズ西日本)
この卓球大会が名物イベントとなったら、荒木さんが語る展望のように、“天神対抗卓球大会”が行われるかも!? まずは第2回、第3回の開催を待ちつつ、ワンビル内のネイバーフッドがどんなふうに育っていくのか、楽しみにしたいところです。
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Interview & Text & Photo_ Maiko Shimokawa
Edit_ Taku Kobayashi