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2025.08.30 UP

SPIRAL Creators File - とけてかたまる記憶 -

スパイラルが主催する公募型アートフェスティバル「SICF」の出展作家を中心に、ご紹介するシリーズ「SPIRAL Creators File」。今回は、「記憶」や「記録」をテーマに異なる素材で表現を行う、4名のアーティストをご紹介いたします。
 
山本アンディ彩果は、認知症を患う祖父と二人で同居したことをきっかけに、「記憶の在り方」について考える作品を制作。祖父や本を砂糖漬けにして擬似的に保存することで浮かび上がる
「保存に対する執着」を、インスタレーション、立体、映像などを用いた多層的な技法で表現します。(SICF23 EXHIBITION部門 準グランプリ)
 
福留春菜は、SNS上にあふれるきらきらとした幸せそうな写真。「その記録は果たして本当なのか?」とどこかで疑いをもつどろどろとした気持ちを、陶器に落とし込みます。視覚情報で溢れ、消えてゆく時代の中で、一度焼いたらもとには戻らない陶という素材と技法を通して、時間と感情の痕跡を物質として刻み込んでいきます。(SICF25 EXHIBITION部門 デイリーアート賞)
 
harunasugieは、自身の体験に基づき、ルッキズムやアイデンティティといった「身体や心の問題」に向き合います。
脂肪や皮膚をモチーフにした有機的なガラスのオブジェ(ジュエリー)は、身体そのものを記録媒体として捉えるような、繊細で強い視座を持ちます。(SICF22 MARKET部門 川渕恵理子賞・ベストセールス賞)
 
萩原睦は、古くから人類が扱ってきたガラスという素材を通して、「記憶を留める」という行為を探求しています。移り変わる空の色や、海の色など、記憶の中にある地球の光景をもとに、色や光の断片をガラスで切り取りながら可視化します。写真と言葉を用いた表現も行う彼女の作品は、見る者の中に眠る記憶を優しく呼び起こします。(SICF22 MARKET部門 出展)
 
記憶にははっきりとした形はありませんが、アーティストの視点を通すことでそれらが目に見えてくることがあります。静かでささやかに見えてくる記憶の断片を、是非ご覧ください。
 
*SICF(スパイラル・インディペンデント・クリエイターズ・フェスティバル)は、スパイラルが主催する若手作家の発掘・育成・支援を目的とした公募展形式のアートフェスティバルです。
*7月22日-8月28日の期間「Park of Memories」展にてご出展の三上めるも(SICF26 EXHIBITION 山田紗子賞受賞)の作品のみ、ご好評につき9月28日(日)まで延長して展示をいたします。合わせてご覧ください。

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開催概要

会期
2025年8月29日(金)ー9月28日(日)

11:00 – 20:00
*土日祝のみ10:00 – 20:00
*9.28(最終日)は展示替えの為18:00まで

会場
Spiral Garden 福岡ワンビル(ONE FUKUOKA BLDG. 3F)

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Spiral 公式サイト
https://www.spiral.co.jp/topics/spiral-creators-file-memories-that-melt-and-harden

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